風の谷のナウシカ 腐海の裏設定と隠された秘密とは

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【風の谷のナウシカ】
1984年、日本映画。
宮崎駿監督。

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もはや言わずと知れた日本を代表する映画、ジブリ作品の金字塔。
「風の谷のナウシカ」一人の少女が、風の谷を守るため、争いを鎮めて平和を
もたらす物語。

私が初めてこの作品に触れたときは、まだ幼く、その見たこともない世界観に
すっかり取り込まれてしまい、夢をみているような感覚に陥ったものです。

子どもの目から見た「風の谷」や「腐海」や登場する様々なヒトや、生き物は
すべてその世界からはみ出すことなく、スクリーンの中での物語だったけれど
大人になって何度なく観ていると、その物語の奥にある、本当にメッセージに
気づくことがあります。

【風の谷と腐海の関係】

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「火の七日間」という、火で焼く尽くされた戦争のあと、1000年後の世界の生きる
ナウシカと、風の谷の人々。
その土地の多くは激しく汚染された「腐海」と呼ばれる
毒を放つ森に覆われています。
その腐海からの毒が届かない場所が風の谷で、
そこは海から吹く潮風で毒の進入から守られています。

しかし、風の谷の城の地下室で、ナウシカが腐海の植物の胞子を育てると
綺麗な水と空気の中で水耕栽培した場合には毒を出すことはなく
大きく育たないとわかったのです。

つまり、人間のエゴイズムによって土地を汚し、すべてを焼き尽くした
その行いによって生まれたのが、人の命を脅かす腐海となったのです。

【戦いと闘い】

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この作品の中でもっとも見所となるのは、戦いのシーンでは
ないかと思います。
ナウシカが自らの命を惜しまず、戦いを鎮め様ようと勇敢に立ち向かう少女の姿は
胸を打つものがありました。

勇気と一言では言うにはあまりにも儚く、戦うと表すにはあまりにも純粋。

この戦いのシーンでは、ナウシカは戦うことなく、闘っているのです。
興奮状態で押し寄せる腐海に住む蟲たちの怒りを、
ごめんねとつぶやきながら
鎮めようとし、それを跳ね除けるように攻撃を続ける人間たちへは
ひたすら攻撃をするなと声を届けようとします。

誰のことも殺さず、攻撃をせずに闘うナウシカ。

ここに宮崎駿監督のメッセージが込められています。
宮崎監督は反戦平和調で、戦争を経験されたことから戦いの惨さを身をもって
体験されています。
人と人と殺しあうことの無意味さ、命を尊さをここで表現されたのだと
思いました。

この作品を通して知ることはあまりにもたくさんあり、そして壮大で深い。
繰り返し見ることでその度に改めて反省し、そして希望を感じることができる作品です。

 

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