防災の日から考える震災への備え

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毎年9月1日が「防災の日」となっていることをご存知でしょうか。1923年9月11日にマグニチュード7.9、あの関東大震災が発生したことを忘れないために制定されました。あれから88年を経て2011年3月11日、マグニチュード9.0の東日本大震災が起こりました。やがて訪れるといわれている大震災に備えて、改めて防災の必要性を考えてみましょう。

 

ふたつの震災から見る、知っておくべき現象と対策

まず二つの震災の特徴の違いをみると、東日本大震災による死傷者数2万人余のうち津波被害で1万4千余、実に90%以上は津波が原因とされる被害がありました。一方関東大震災は津波被害よりも倒壊と火災による被害が多く、死傷者数10万5千人余のうち9万人余が火災によるものです。ではなぜ関東大震災は火災でこんなにも被害が大きくなったのでしょう。

それは関東大震災の発生時刻がお昼時の炊飯時間に発生したことと、ガスよりも薪を使っていた生活にあります。さらには当日能登半島沖にあった台風の影響で風が強く、震災で発生した火事が強風に煽られて火災旋風が起きたことがもっとも被害が大きくしてしまいました。

火災旋風の怖さは火炎だけではありません。火炎と火の粉を含む竜巻が秒速100mで千℃の熱風を吐き瓦礫を巻き上げながら移動することと、周りにある可燃物が自然発火してしまうということ。折り重なった人の下敷きになったことで生きのびた、川に頭まで潜って落ちてくる木材などが当たらなかったから生きられたなど数多くの証言が残されています。東日本大震災においても移動はしなかったものの小規模な火災旋風が目撃されていました。

 

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もし火災旋風に備えるとしたら

まずは上記のように正確な情報を事前に知っておくことが最大の防災準備ではないでしょうか。デマやうわさ、遅い情報に頼っていては備えとは言えません。風に対して直角に逃げて大回りで風上に向かって逃げる、衣服などをある程度湿らせておくことも良いでしょう。倒壊しなかったコンクリート建築物に逃げ込むなどハザードマップを利用して多様な災害について日頃から家族と話し合っておきましょう。

 

 

 

 

 

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