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コピーバンドをやっている人ならわかると思いますが、
曲のコピーって時間かかって面倒だし大変。
「覚えさえすれば弾けるのに」
覚えれば弾くのは楽しい。
けれどそこに到達するまでに地味な暗記を繰り返さないといけない。(面倒くさい……)
半年前までの自分が完全にそうでした。
ギターボーカルをやっているのですが、始めて2年ほどして色んな曲が弾けるようにはなってきて、ライブも割と本数は出るようになった。
そうするとほぼ毎月5~6曲ずつのペースで曲をコピーしていかないといけないんですね。
時にはそれまで全く知らなかったバンドや曲もやらなきゃいけないこともあって、そんなときは本番三日前までコピーに追われています。
一番きつかったのはライブ前日に全く知らない曲を3曲「明日やってね」と投げられた時でした。
寝ないで泣きながらコピーしたのはいい思い出です。
ただ、そんな経験があったからこそ掴めたコツがあります。
今日は、そんなコピーを早く終わらせるためのポイントを、バンド初心者に向けて書いていきたいと思います。
■『コピーノート』
ノートと書きましたが裏紙でもなんでもいいです。
何かまとまった大きさの紙を用意しましょう。
頭に入らないものは紙に覚えてもらいます。
ではノートを作ります。
1
まず歌詞をAメロ、Bメロ、サビ、のようなまとまりごとに何となく分けながら書きましょう。
行間は色々書き込みができるように広めにとってください。
2
次に、歌詞がない部分の小節数だけ取って
│ │
↑のような感じで書き込みます。
これだけで大まかな構成が取れていることになるので、ここにコードやフレーズを乗せていきます。
3
耳コピor譜面を見ながらでもいいので、頭から一小節ごとにとりあえず弾いてみます。
弾けたらコードなりフレーズを自分がわかる形でメモにしてさっき書いた│ │に書き込んでいきます。
同じパターンのところは点でも打っておけばいいでしょう。
最小単位で弾けるようにしていくので、やる分にはストレスはそんなにないはずです。
めっちゃ難しい速弾きとかでなければ5~10回も弾けばとりあえず形にはなります。
4
3の繰り返しで最後まで到達したら、今度は書いたメモを見ながら1曲通してみましょう。
ちなみに、この頃には曲自体は自然に覚えているはず。
5
4でどうにか曲が通ったら、今度はひとまとまり
(イントロ、とかAメロ、とか多少大きい単位)
でメモを見ないで弾いてみましょう。曲全体は頭に入っているはずなので、細かいところを除けば割とスムーズに弾けるはず。
弾きながら注意点があったらメモに書いておきましょう。
6
5で曲全体を弾いたらあとは3~4回見ないで通したらコピー完成!
たまに間違えたらそこは普通に練習すればオッケーです
これで40分~1時間ほどで一曲のコピーが終わっているはず。
まとめて覚えようとするから頭に入らなくて嫌になるわけで、出来る単位からやれば意外とすんなり入るものなのです。
そして一回覚えたことは紙に覚えさせてあとでつなげるときにそこから取り出す、という形をとることで驚くほどスムーズに全体がつながります。
人間の記憶が定着するのは一度覚えたものを取り出すときなのですが、
自分で書いた紙を見ることによってコピーした記憶が関連づけられて思い出されて覚えやすくなるわけです。
コピーノートは実際コピーが終わったらほとんど見ません。なぜなら、書き終えた時には同時に頭の中にも書き込みが完了しているからです。
紙に書いて覚えられるのは英単語だけではありませんよ!
是非このやり方でコピーして、ライブを楽しんでください。
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